リニア搬送システム”10の疑問” (その4~6)



今話題沸騰の次世代生産ラインのキーテクノロジー「リニア搬送システム
いろいろ話は聞くけど本当はどんなものか、よくいただくご質問や疑問を、10のトピックにまとめました。

4、自社のアプリケーションにあわないのでは?
5、シーケンサは日本製のものを使っているけど大丈夫?
6、お手入れが大変そう
7、どのようにして導入効果を図るか
8、やりたいことを実現できるのかわからない
9、実績はあるの?
10、海外製品は不安だ


その4、自社のアプリケーションに合うのか確信が持てない

心配いりません。私たちは倉庫内にデモ機を所有し、ご希望のお客様へプライベートセミナーを開催しています。開発のご担当者様だけではなく、ユーザ部門、営業部門やマネジメントの方ともにワイガヤでのディスカッションの実績が多数あります。
また、オンラインでのプレゼンテーションやディスカッションも頻繁に開催しています。
お客様のアイデアと、B&Rの経験や実績をもとに、アプリケーションを形にしていきます。
デジタルツインを実現し、エンジニアリングツール上で実現した動作を、基本的に実機で再現できるコンセプトを実装しているので、事前検証での完成度向上が狙えます。
トレーニング終了時点では、受講者は自分のPCでシミュレーションまで行えることを目指しています。


すでに導入している全世界のユーザからのリファレンスをもとに、アプリケーションを念頭に置いた的確なアドバイスも行い、他にも取り合い装置やロボットなどへのご提案も可能です。
先進的なアダプティブマシン開発に向けて、マス・カスタマイゼーション、バッチサイズ1などのアイデアを可能にする技術が、このリニア搬送システムです。


その5、シーケンサは日本製のものを使っているけど大丈夫?

まったく問題ありません。
ラダーなど従来のPLC言語も使用可能です。日本国内のお客様を念頭に、ラダーからのステップアップを目指したトレーニング内容も盛り込んでおります。
逆にラダーなどの知識がない機械エンジニアやITエンジニアの方は、C言語など高級言語も使用可能であるため、違和感なく制御技術をご習得いただけます。

リニア搬送システムのトレーニングには、制御のすべての要素(シーケンス、モーション、HMIなど)が含まれます。将来的にすべての制御技術への応用が可能となり、高い投資効果が望めます。トレーニングが長期間に渡るのでは?というご懸念には、事前にアンケートと簡単なエクササイズを実施したうえでの、トレーニング期間の圧縮も可能となっております。


また既設装置やロボットなどとの取り合いですが、市場にあるメジャーな産業用通信にすべて対応しております。ご要求の通信速度やリアルタイム性などで、多種の実装方法があります。
ぜひ一度ご相談ください。


その6、お手入れが大変そう

今のところ、リニア搬送システムをお使いいただいている主な産業は、食品飲料および包装、医薬品、電子電気部品などの組み立てです。
このため、基本的にIP65に対応、シンプルな機器構成でクリーンな環境への設置も可能で、ウォッシュダウンにも近日中に対応の予定です。
メンテナンスパーツは基本的にシャトルのホイールのみのため、高いMTTRを誇りダウンタイムが削減できます。
また、シャトルは手で簡単に外すことが可能です。
制御は実績のある高性能な産業用PC1台ですべてをカバーしているため、信頼性の高くシンプルな構成でメンテナンスフリーシステムを実現します。






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